Logo

8月号

いよいよスタート!出願受付が始まる「総合型選抜」「学校推薦型選抜」気を緩めずポイントを押さえましょう

勝負の夏休みが明けたら、いよいよ「総合型選抜」「学校推薦型選抜」の出願がスタートします。志望する大学や学部、将来の職業や夢の実現に向けて、計画的に受験勉強を進めましょう。

スタギアからのお役立ち情報 1

「総合型選抜」「学校推薦型選抜」における小論文対策

「総合型選抜」「学校推薦型選抜」における小論文は、基本的に入学後の学びに関わる領域が出題されます。メディア系の学科であれば時事、哲学系であれば抽象的なテーマなど、学部学科の特性が出ます。また、国立大学では制限文字数が1000字を超える長文となるケースも。このように、大学や学部学科によって傾向があるため、過去問の演習は必須です。

早稲田塾の中川敏和執行役員は「論文の素地として学力や教養も求められます。たとえば、法学部の国際系の学科で核をテーマにした問題が出た時には、日本の戦後処理や条約など、政治経済や世界史の知識も問われました。さまざまな背景を理解していることが前提となるのです」と話してくれました。

メディア系でなくても、事例をあげて説明せよといった出題の場合、その事例が時事的なキーワードであることが多いそうです。受験会場に向かうその時まで、ニュースサイトをチェックする心構えが必要です。

取材協力:中川敏和(なかがわ・としかず)氏

早稲田塾執行役員

「総合型選抜」「学校推薦型選抜」の面接は自ら仕掛けにいく

「総合型選抜」「学校推薦型選抜」での最後のステージが面接です。すでに1次試験で志望理由などの書類を評価されて進んだステージなので、基本は人間性を見る場と考えましょう。

「自分のアピールポイントは何なのかを認識し、その核となる部分を明快に話すことが大切です。短ければ10分程度ですが、長ければ30分という面接もあります。その間、相手を魅了する対話を続ける必要があり、質問に答えて次の質問を待つ、という一問一答では成り立ちません」と中川氏。自分の話したいことを深堀りしてもらえるように、自ら仕掛けていくことが大事だそうです。

「不自然な対策は不要です」と中川氏は言います。暗記してきた言葉を棒読みしても意味はありません。面接では、志望理由書に書いた内容を中心に面接官とキャッチボールし、「また会いたい」と思わせる対話力が求められます。

スタギアからのお役立ち情報 2

学費をかけない・抑えた進学方法とは?

前号は給付型奨学金を広く見てきましたが、ほかにも学費をかけない、あるいは抑えた進学の方法はあります。

“特待生を狙う”
主に成績優秀な学生の学費を減免・免除するのが特待生制度で、選ばれると、入学金の免除や、初年度学費の減免、あるいは大学4年間の学費減免などが受けられます。通常の入試で選抜する方法と「特待生選抜試験」を受けて選抜する方式があります。ハードルは高いですが、挑戦するのも一法です。大学によっては、特定スポーツでの優れた実績が認められた「スポーツ特待生」や、英検®やTOEICなど特定資格を保有していると選ばれる「資格特待生」がある場合も。

“給与をもらいながら学ぶ”
入学と同時に公務員として訓練・手当を受けながら進学し、学ぶことができます。学費が不要なだけでなく、給与も支給されます。成績が優秀でなければ入れない超難関ではありますが、しっかり学んで卒業すれば、将来の幹部候補になれるかも?中退時や、卒業後に公務員を辞める時に学費の返還の有無なども確認しておきましょう。


《公務員として給与をもらいながら通える大学校》
気象大学校(千葉県柏市・気象庁)
海上保安大学校(広島県呉市・海上保安庁)
航空保安大学校(大阪府泉佐野市・国土交通省)
防衛大学校(神奈川県横須賀市・防衛省)
防衛医科大学校(埼玉県所沢市・防衛省)

“短大や二部に進学”
短大は修学期間が短い分、学費が抑えられます。資格を取得する短大では集約して学習するためハードですが、効率よく資格を取れますね。大学の二部は昼間部に比べて学費が抑えられ、しかも昼間働きながら通学することができます。修了すれば、学士の資格も得られます。国公立大の二部や有名私立大などがねらい目。最近は二部を廃止する大学・学部も多いので、確認してみましょう。

《二部のある大学の例(関東)》
【国立大学】群馬大学、前橋工科大学、茨城大学、埼玉大学、電気通信大学ほか 【私立大学】國學院大学、東京電機大学、東京理科大学、日本大学、東洋大学ほか

“修学資金が出る自治体指定の資格を狙う”
自治体によっては、看護師や介護福祉士、助産師、保健師などの人員不足を補うため、特定資格の取得を支援している場合があります。修学資金は貸与型になっていることも多く、資格を取って指定の施設で一定期間(5年など)働くことで返還が免除されることも。

年度で替わる場合もありますので、サイトなどで直近の情報を確認してくださいね。

豊田 眞弓(とよだ・まゆみ)

FPラウンジ代表、子どもマネー総合研究会代表、一般社団法人日本ハッピーエンディング協会理事、短大非常勤講師、東京都金融広報アドバイザー。ファイナンシャルプランナー、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー2級、相続診断士、終活アドバイザー、ハッピーエンディングプランナー。早稲田大学政治経済学部卒。
所属:日本ファイナンシャルプランナーズ協会、日本FP学会、稲門女性ネットワーク ほか
著書:「知らなかったではすまされない今からはじめる相続対策」(日本実業出版社)、「50代・家計見直し術」(実務教育出版)、「住宅ローン賢い人はこう借りる!」(PHP研究所)、「年金不安がたちまちなくなる本」(PHP研究所)ほか多数。毎日、日経、朝日など新聞・雑誌にもコメントを寄せている。

ホッと一息コラム

食欲の秋!せっかくなら頭にも美味しいものを食べよう!

夏休みも終わりいよいよ新学期!受験生にとってはそろそろ本腰を入れていく時期です。でも夏休み中のダラダラ生活がなかなか抜けないという人もいるのでは?動画を見ていて気付いたら深夜だったり、目が覚めたらもうお昼だったり…。そんな生活に喝!を入れていきましょう。

なかなか生活パターンが戻せないという君!まずは何も考えずに動いてみよう!それは部屋の掃除でも、新学期へ向けた予習でも、夏休み中にできなかった受験対策でもOK。まずは動くことで自然と体もシャキッとしてきます。これに適度な運動を加えることで生活リズムをさらに整えていきましょう。

実は運動には受験勉強の効果をアップさせる働きもあるんです。だから夏休み中もきちんと規則正しい生活をしていたという方にもおすすめ!普段からスポーツをしていないというのであれば、ストレッチや縄跳び、ジョギング、ウォーキングなどの有酸素運動でも大丈夫。1日ほんの数分だけでも差が出てきます。脳が活性化し、集中力も高まっていきますよ。ストレス発散効果もあるので、受験勉強に疲れた時に取り入れ、成績UPにつなげていきましょう。

他の記事を見る

7月号:「総合型選抜」「学校推薦型選抜」での入学者は学力不足って本当?

6月号:今から始めよう!拡大する「総合型選抜」「学校推薦型選抜」対策